競馬予想に名を轟かせた名馬”ビワハヤヒデ”

競馬予想に名を轟かせた名馬”ビワハヤヒデ”

競走馬は血統が重要視されます。しかし、母が同じ兄弟姉妹が全頭、優秀な競走馬になるとは限りません。ほとんどの場合、兄は強くても弟は強い、あるいは妹は強くても姉は弱いという風に能力の差が出るものです。しかし、その常識を破った兄弟がいます。兄ビワハヤヒデ、弟ナリタブライアンという兄弟です。どちらかというと、三冠馬になった弟の方が有名ですが、兄のビワハヤヒデも素晴らしい能力の持ち主でした。

ビワハヤヒデのデータですが、生年月日は1990年3月10日、父シャルード、母パシフィカスという血統で、馬主は会社であるビワ、調教師は浜田光正、生産牧場は早田牧場新冠支場です。

3歳のときから有望視されていたビワハヤヒデですが、3歳牡馬のナンバーワン決定戦である朝日杯3歳ステークスで敗れてしまいます。さらに、クラシックも皐月賞、日本ダービーと二着続きでした。このことから、「堅実ではあるものの、最強馬とはいえない」という評価が立ちましたが、これを一掃したのが菊花賞です。

3000メートルという長距離戦とはいえ、二着の馬にほぼ1秒の差をつける圧勝でした。そのあと、4歳で挑んだ有馬記念こそ復活したトウカイテイオーに敗れてしまいますが、春の天皇賞、宝塚記念とG1を連勝し、現役最強馬の称号を手に入れます。

当然期待されたのが、弟ナリタブライアンとの対戦ですが、ビワハヤヒデがけがをして引退したことで結局、夢のままということになってしまいました。通算成績16戦10勝、主な勝ち鞍は菊花賞、春の天皇賞、菊花賞という成績は弟に勝るとも劣らないといえるでしょう。

また、ビワハヤヒデは競馬予想家にとって弟のナリタブライアンよりもありがたい存在といえました。それはデビューから15戦連続、二着以内を確保したことです。連軸としてこれほど信頼できた馬は珍しいといえるでしょう。